『お手伝い』

小学校の時、クラスの取り組みの中で『お手伝い月間』というものがありました。

自分でどんなお手伝いを行うかを家族と相談して決め、それを毎日行い、できたかどうか、それにどれだけの時間を費やしたかをチェックするシートがあり、週ごとにその振り返りをして先生に提出していました。

 今では新聞をとる家庭も少なくなったと思いますが、「朝刊をとってくる」というお手伝いもありました。冬場は寒かった思い出があります。夕飯時の家族のお箸やお茶碗などを準備する、洗濯物をたたむなどいろいろなことをしていたように思います。あまりめんどくさいなぁと思ってやっていた記憶はなく、反対に母といっしょにするということが楽しかったように思います。先日、夕飯のお手伝いで好きだったのが『イカの皮むき』だったと母と笑い話をしていました。イカの皮をきれいに剥ききることに達成感があったのです。

 今は共働き家庭が増えて、なかなか子どもとじっくりいっしょに取り組む時間も気持ちのゆとりもなくなってきましたが、短い時間でいいので楽しく、そして生活に役立つ『お手伝い』をいっしょにできたらいいですね。

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