子育てコラム『絵本:よあけ』

今回も絵本の紹介です。
ユリー・シュルヴィッツ 「よあけ」 福音館書店

中国の詩をもとにした物語で、おじいちゃんと孫が夜明けとともに船を出す短い話なんですが、夜から夜明けにかけての絵や文章の描写が繊細です。夜のしんと静まりかえった雰囲気、朝になるにつれ生き物が動き出し風景が移り変わっていく様子、最後の色彩豊かな夜明けには息を呑むほどです。
絵本の中だけれど、ただゆっくりと風景を眺める時間っていいなぁと感じます。

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