『子どもたちのSOSに気付く』

 9月は新学期がはじまり(最近は8月の末からの学校も)、長期の休みを経て不登校の子どもたちが増えると言われています。先日通勤で使う交通機関で高校生がホームから線路に飛び込んだという痛ましい話が耳に入ってきました。

 日々、保護者の方も忙しく過ごされているとは思いますが(特に朝は)、子どものSOSに少しでも早く気づいてあげてください。子ども自ら言葉で言ってくれたらいいのですが、子どもたちもお父さんやお母さんに怒られるんじゃないか、わかってもらえないんじゃないかといろいろな思いを巡らせ、なかなか言い出しにくい状態になっていることが多いです。

そうした中での子どものSOSのサインとしては

・朝起きてくるのが遅くなっている

・朝の準備に時間がかかる

・腹痛や頭痛、しんどいなど体の不調を訴える

・食欲がない

・不眠

・口数が減った

・なにかイライラしていて、すぐ怒る

・無気力    など。

 いつもの子どもの様子が違うなと感じた時には、まずは「しんどい?」「何か困ってるようなことがある?」と声をかけてみてください。子どもはもしかしたら「大丈夫」、時には怒り口調で「なんもない」と言うかもしれませんが、「いつもとなんか違うなって思って…。頑張りすぎず休むことも大事だよ」と伝えてください。

 まずは、子どもたちが安心できる状態(自分のことを理解しようとしている人がいるということ)を作ることが大切です。

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