子どもを褒めることとは

子どもを叱らずに育てることは良いことなのでしょうか。褒めるということはどのようなことでしょうかか?広辞苑で褒めるという意味を調べると、「物事を評価し、よしとしてその気持ちを表す。」と書かれています。何でもかんでも褒めるということではなく、評価して良いと感じなければ褒めない方がいいのではないでしょうか。
親が子どもを褒めることは、とても大切です。しかしできて当たり前のことは褒められても嬉しくありません。子どもを褒めるとき、大人はきちんと評価をして、褒めることが大切です。
子どもを褒めるのであれば、大人も良く考える必要があります。
また、子どもはいつも正しく行動できるとは限りません。いつも褒めて大人の思い通りにしようとすれば、子どもは褒められることに心地よさを感じなくなります。
友達が先生に怒られたことを見て、怖くて学校に行けなくなる子どもがいます。それは悪いことをしたら叱られる経験をしていないので、ストレスに極端に弱くなっています。また、王様のように育てられた場合、自分は特別な存在だと本気で思っている子どもがいます。特別なのは親にとってだけで、社会の中では特別でも何でもなく、みんなと同じ存在だと子どもが思えていないことが多くあります。子どもを褒めすぎて、子どもが社会の中で生きにくくなっているのではないでしょうか。
親は、子どもを褒めて自分の思い通りにしようとはしてはいないでしょうか。
悪いときには叱られ、いつも見守られ、時々褒められるのが、子どもの日常生活ではないかと思います。

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