「ヨレヨレの切符」

この間、小学1年生の娘と電車でお出かけに行きました。娘は自分のお小遣いから練習した通りに切符を買い、改札を通りました。

初めての自分の切符がよほど嬉しかったのか、駅のホームで電車を待っている間からニコニコしながら切符を持って見つめていました。無くしてはいけないからと、両手でしっかり握りしめて。

改札を通る前、「ヨレヨレになっちゃったぁー」と、手汗や握り跡でヨレっとした切符を、少しホッとしたような笑顔で見せてくれました。

改札に吸い込まれてしまったけれど、その「ヨレヨレの切符」は、初めて自分で買った嬉しさ、大人に近づいた誇らしさ、無くさないようにしたいという緊張感、無事に達成できた安堵、色んな気持ちが詰まっていたのだなと思います。

この気持ちをいつまでも大切にしてほしいなと思うと同時に、自分も初心を忘れてはいけないと感じました。

タイトルとURLをコピーしました